イラストで見る200年前の京都 (じっぴコンパクト新書)

イラストで見る200年前の京都 (じっぴコンパクト新書)

によって 天野 太郎

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江戸時代のベストセラー『都名所図会』のイラストを通して、200年前の京都と現代の京都を比べて歩き、その変遷をたどります。詳細なイラストで京都の名所をガイドした江戸時代のベストセラー『都名所図会』。細かく描きこまれた絵図を覗き込めば、今も変わらぬ京都の名所の姿もあれば、現代からは想像もできないような景色も…。江戸時代の龍安寺の見どころが石庭でなかったり、銀閣寺の庭も今と違う姿だったり、きっと驚く発見が次から次に続きます。全6冊の原著の中から、今も人気の神社・仏閣、見どころを中心に、現在の姿と200年前の景観を見比べて楽しめる「名所」を厳選。京都の町歩きがますます楽しくなるエピソードも満載の1冊です。

以下は、イラストで見る200年前の京都 (じっぴコンパクト新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
『都名所図会』に関心を持っていましたが、実際に読むとなると機会がなく、その意味でも本書の出版は当方の関心に合致したものでした。序章の「『都名所図会』とはなにか」で、「全国の観光ガイドの先駆けになった絵草子」と紹介してありました。『都名所図会』は全6巻で構成され、著者は京都の俳諧師の秋里離島、挿絵は逢坂の絵師・竹原春朝斎信繁とのことでした。「鳥瞰図を中心とした詳細な挿絵により、現地に行かなくても旅行気分を味わえたこと(10p)」というコンセプトが受けて、当時大ベストセラーになったわけです。全国各地で作られた名所図会の先駆けが『都名所図会』でした。第1章「洛中を歩く―上京区・中京区・下京区」では、「内裏之図―江戸時代、内裏のすぐそばを自由に通行することができた!?」「葵祭―江戸時代と異なる現代のプログラム、さて、どこがちがう?」などのほか、三条大橋についての記述に関心を持ちました。26ページの見開きに当時の三条大橋の鳥瞰図が描かれています。確かに「今より長かった」というイメージが伝わってきました。長さが105メートル、横幅は狭かったようですが、名所に挙げられるべき大きさでした。第2章「洛北・洛東を歩く―左京区・東山区」では、「八坂神社―現在の西楼門はメインの入口ではなかった!?」「祇園祭―山鉾巡行のルートがいまとまったくちがう!?」など興味深い記述が続きます。90pの「三十三間堂」では、「江戸時代は射通した本数を競っていた!?様変わりした通し矢行事」とあります。現在年中行事となっている大的大会は、江戸時代のものと全く異なる行事だと指摘してありました。本書によって教えられた一例です。第3章「洛西を歩く―右京区・北区」では「龍安寺―江戸時代の見所は「石庭」よりも「池」!?」「愛宕寺―『あたごやま』の近くにあるのに、なぜ『おたぎでら』と読む!?ほか、現在の京都の歴史にもつながるエピソードが盛りだくさんで、読みやすい歴史啓蒙書となっていました。江戸時代に刊行された『都名所図会』を持ち出しても比較できる京都です。ほとんど戦災にもあわずにある程度の景観や文化財が守られてきたからこそ、本書のような企画も成立するわけです。

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