日経おとなの OFF (オフ) 2013年 10月号 [雑誌]

日経おとなのOFF2013年10月号は、頭がよくなる大人の漢字講座を特集しています。最近、漢字にハマるおとなが続出しています。TVを見ても漢字を扱うクイズ番組が人気を博しています。中国から渡来し、日本独自に音読み、訓読み、当て字、振り仮名・・・等進化を遂げた漢字の魅力とは一体なんでしょう？先ずは、ロバート・キャンベル、楊逸、円満寺二郎（編集者）、3人による座談会「日本人がもっと知るべき漢字の魅力とは」から始まります。楊さんは、中国では、基本的に1つの発音に対し、1つの漢字ですが、日本では、1つの発音に対して、複数の漢字があり、複雑である、また、鴎外、漱石は漢字が多くて、中国人にとって読みやと指摘しています。キャンベルさんは、振り仮名（ルビ）こそが「日本の宝」だと述べています。そして、楊さん、キャンベルさん、円満寺さんの好きな漢字（一文字）は、それぞれ光、逸、重だそうです。次は、難読漢字の覚え方には極意があるです。音読みは、漢字のルーツを知ることで覚えやすくなり、訓読みは、字面から意味を想像し読みへと連想を広げるのだそうです。と言ってもね！難読漢字のオン・パレードです。続いて、虫へん、鳥へん、馬へん、の難読漢字です。そして、スピーチに勝つ！四字熟語講座です・・・この辺はいかにも日経らしいですね！・・・そして、外来語の当て字（これもかなり難しいものがあります）、専門用語の漢字（仏教、東洋医学、能、歌舞伎）、難関大学の漢字入試問題に挑戦！と続きます。問題は、京都大学、東京大学、早稲田大学のものです。本誌に紹介されているものと比べるとずっとやさしいですよ！！少し飛んで、文豪の漢字力、しかし、森鴎外達筆ですね！次は、漢字の好きな作家は誰だ？三島由紀夫、遠藤周作は漢字の使用が多いようです。しかし、私が漢字の使用が多いと思うのは、幸田露伴、中島敦、小栗虫太郎（漢字が多いし、当て字はあるし、ルビはふってあるし、非常に読みにくいです）の3人です。その他、興味深い記事が満載です。第二特集は、この秋見逃せない美術展です。美術カレンダーも掲載されていて、美術ファンは必読です！！